産業医が提案する日常を豊かにする方法
昨日、映画のアバウトアボーイを見ました。
38歳で独身。親の印税生活で、お金に不自由なく暮らし無職。満たされているつもりでも、
人生でやりたいこともなく、落としたい女性には振られ日常が満たされません。
映画での解決方法は本編を見ていただくとして、
今回は私なりの日常生活を豊かにする方法を記述してみました。
産業医面談でも時々このような話をしています。
産業医 原
端的にお伝えすると、
自分の興味のあるイベントや目標を設定してそれに向けてしっかり十分に準備することです。
当たり前に聞こえると思いますが、しっかり十分にというのがポイントです。
例えば、
・(王道)半年後のTOEICの試験に向けて勉強。
一番わかりやすい目標設定ですね。しかし、期間も長いし、ストレスがかかりおっくうですし、
お金もかかるし考えただけでハードですね。
ソフトな例えですと、
・好きな歌手のライブに行くので、曲を予習。歌手の近況やSNSを追っかける。
この辺は好きな方なら自然としている行動ですよね。
すでにファンであり、好きなわけですから今までの知識や思い出の貯金があります。
ライブ前に曲を予習して、近況をつかむのはそこまで時間もかかりません。
当日までも楽しいし、当日も大満足。
同じくらいファンである友人を誘うと倍増ですね。
・今度行くレストランのメニューを予習。口コミから食べたいものを選定。
レストランのコース料理を頼むと、サーブする方が料理の説明をしてくれます。
ワインを飲む時は、産地や品種を聞いて勉強するとおいしく感じます。
この効果を自分で予習することで自家発電させます。
調べて、隠し味などを知ったうえで食べる料理は格別です。
・ゴルフを2週間後に予約。そのゴルフ場のYouTubeを夜な夜な見る。
プレイするコースを予習することで、日常が楽しくなりますし、
実際に現地でプレーするときの参考になるし、
youtuberがプレーしたショットや結果と比較して
楽しむことができます。それはプレイ中や、プレイ後もかみしめることができます。
つまり
・そのイベントまでの時間も楽しくなるし、
・待ち遠しいことでイベントまでの時間が長く感じられるし
(年を取るにつれて時間を長く感じたい。旅行の行きは遅いが、帰りは早く感じる効果)
・目標があることで仕事が辛くてもストレスがあっても耐えることができます。
・さらに目標が達成されたら、準備をしたことの喜びで満足感が得られますし、
・成果になり、人生のキャリア(仕事でも趣味でも)が積みあがっていきます。
注意点
ただし他のことで忙しくて、準備ができなければ楽しみは半減します。
目標やイベントを詰め込みすぎると、結局なんの準備もできずに当日を迎えてしまいます。
結果が出せないと楽しくないですし、
お金や労力をかけた分、イベントは最大限楽しみたいですね。
まとめ
興味のあることをイベントにして、未来に設定。
それに対する準備をすることで日常が豊かにです。やり方や工夫は千差万別。
自分なりの方法を模索して経験を積んで、人生を豊かにする達人にになりましょう。