嘱託産業医の費用相場はいくら?月額料金に含まれる内容を解説

人事労務Aさん

嘱託産業医の先生を探していますが、

産業医契約の大体の相場観や、月にかかる金額が知りたいです。

産業医 原

嘱託産業医の費用は1時間月額5万円(税抜)~ が目安ですが、

訪問頻度・時間・距離によって総額3.5万円〜10万円になる場合が多いです。

以下の記事で詳細を説明いたします。



■ 嘱託産業医の費用相場はどれくらいか

嘱託産業医の費用は、一般的には1時間月額5万円以上からが一つの目安です。
複数時間になると、1時間あたり2万5千円〜3万円程度になることが多いです。

ただし、これはあくまで目安であり、実際には以下のような条件によって変動します。

  • 訪問回数(毎月か、2ヶ月に1回か)
  • 活動時間(1時間か、3時間か)
  • 企業の所在地(移動距離)
  • 対応内容(面談の有無など)

そのため「いくらが正解」というよりは、条件によって変わる前提で考えることが重要です。


■ 月額料金に含まれる業務は何か

基本的に産業医は「時間契約」で動くことが多く、その時間の中で業務を組み立てます。

例えば1〜2時間の枠の中で、

  • 安全衛生委員会への参加
  • 職場巡視
  • 社員面談(復職面談・ストレスチェックの面談など)

といった業務を組み合わせて実施します。

また最近では、

  • 健康情報の提供(弊社でいう健康新聞など)
  • メール・電話での相談対応
  • 労基署提出書類の確認・押印

といった内容も、基本サービスに含まれていることが多いです。


■ 別料金になりやすい業務

契約内容によっては、以下のようなものは別料金になることがあります。

  • 臨時の面談
  • 臨時訪問
  • 産業医意見書などの作成

また、訪問にかかる移動時間も料金に影響するポイントです。
遠方の産業医に依頼すると、交通費や移動時間を勘案しコストが上がることがあります。


■ 安すぎる産業医契約で起こりやすい注意点

費用が安い場合には、注意すべき点もあります。

特に多いのは、

  • 産業保健活動の進め方が分からない
  • 面談や委員会の組み立てが曖昧
  • 形だけの産業医になってしまう

といったケースです。

産業医の業務は「来てもらうだけ」では機能しません。(ひどい場合は先生が来ない場合もあります、、)
社内での運用設計やスケジュール調整も含めて、きちんと回す必要があります。

このあたりは、経験のある産業医や事務所であれば、やり方を最初に提示してくれるかどうかがポイントになります。



■ 費用を抑えたい場合

産業医を探す場合は、できるだけ近隣の産業医を選ぶことで移動時間を減らしコストを抑えやすくなります。

また最近では、

  • オンライン面談
  • Zoomでの対応

などを組み合わせることで、費用を下げることも可能です。

例えば、2ヶ月に1回の訪問+オンライン対応の場合、
月額3万5千円程度まで抑えられるケースもあります。


■ 弊社の実際のサービス例(参考)

一例として、以下のようなプランがあります。

嘱託産業医(2ヶ月に1回訪問)

  • 月額:3万5千円(税抜)
  • 訪問:2ヶ月に1回(1時間以内)
  • 内容:
    • 安全衛生委員会参加・巡視
    • 健康情報提供(健康新聞)
    • 電話・メール相談
    • 労基署書類の確認・押印
    • オンライン診療への紹介

50人前後の企業で、業務がコンパクトに収まる場合に適した内容です。


■ 弊社はオンライン診療もご活用いただけます

弊社の場合は、産業医業務に加えてオンライン診療の活用も可能です。

  • 社員がそのまま医療につながる
  • 面談後のフォローがしやすい

といった点で、一般的な産業医サービスとは異なる特徴があります。


■ まとめ

嘱託産業医の費用は一律ではなく、
訪問頻度・時間・距離・業務内容で決まります。

重要なのは価格だけではなく、
自社の運用に合った内容かどうかを見て選ぶことです。

よくある質問(Q&A)


嘱託産業医はオンライン面談のみでも問題ありませんか?

法律で2か月に1度は職場巡視が必要です。オンラインのみでは完結できません。

  • 面談が中心の業務
  • オフィスワーク主体の企業
  • 訪問頻度を下げたい場合

この場合は2か月に一度はオンラインにすることは可能です。

投稿者プロフィール

原 達彦
原 達彦原産業医事務所 代表産業医
【経歴】
産業医科大学 医学部医学科 卒業。済生会系病院での臨床研修・救急、総合診療勤務を経て、複数の企業で嘱託や専属産業医を歴任。
その後、産業医学・公衆衛生の専門性を活かし、「原産業医事務所・梅田北オンライン診療クリニック」を立ち上げる。
現在は京都大学大学院(社会健康医学系専攻)に在籍し、働く人々の健康や医療アクセスの課題に向き合いながら、臨床と予防の両面から医療の新しい形を実践している。

【資格・所属】
日本産業衛生学会・社会医学系専門医・指導医/労働衛生コンサルタント(保健衛生)/
産業医科大学産業医学ディプロマ/日本東洋医学会/JATEC・ACLS・AMLS修了 ほか

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